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銀行員の飲み会 元銀行員がおしえます【完全保存版】

  • 銀行での飲み会の頻度
  • マナー
  • 断り方
  • 飲み会での失敗を避けるためのポイント

 

 

銀行の飲み会について「はじめの一歩」から「どのように飲み会を乗り切るか」まで解説していきます。

この記事の執筆者
元銀行員。銀行員の飲み会「支店、部署、同僚、エリア」での飲み会に100回以上参加。また、銀行員の飲み会を企画した経験もあり。
新聞や雑誌に居は決して載らない、「銀行員の飲み会事情」を長年の銀行員生活をもとにまとめました。
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銀行員のあるあるをリアルにまとめました。

銀行員の飲み会の頻度

頻度

銀行は飲み会が多く存在します。

「年中行事のようにおこなわれる飲み会」から「かるい誘いの飲み会」。

その背景にはビジネス上の付き合いやチームビルディング、ストレス解消などがあります。

主な飲み会のシーンを表にまとめました。

飲み会の名前
1月 新年会 (支店全体、部署)、歓送迎会(異動があれば)
2月 期末前飲み会、歓送迎会(異動があれば)
3月 歓送迎会(異動があれば)
4月 お花見飲み会、歓送迎会(異動があれば)
5月 新人歓迎飲み会、おめでとう飲み会(支店や部署が優秀な成績だった場合)、歓送迎会(異動があれば)
6月 歓送迎会(異動があれば)
7月 夏季懇親会、歓送迎会(異動があれば)
8月 期末前飲み会、歓送迎会(異動があれば)
9月 期末飲み会、歓送迎会(異動があれば)
10月 歓送迎会(異動があれば)
11月 おめでとう飲み会(支店や部署が優秀な成績だった場合)、歓送迎会(異動があれば)
12月 忘年会・クリスマスパーティー、歓送迎会(異動があれば)

表で書いてある例は、「毎年行われている飲み会」と「異動に伴う歓送迎会」です。

『銀行の飲み会は思ったほど、多くないじゃん』と思った方。

それは違います。

なぜなら、飲み会はたいてい、「支店全体」と「部署」で2回の飲み会がおこなわれます。

そのため、歓送迎会は「支店全体で飲み会1回」、「部署内のメンバーで飲み会が1回」の計2回です。

 

また、銀行員の人数が多い「大きな支店」は毎月のように異動の発令があります。

下手をしたら、同じ支店で月に「2度」、他の銀行員の異動発令があることも!

 

その他の飲み会

入寮している人は「寮でおこなわれる飲み会」
同じ支店や研修で知り合った「同期との飲み会」
本部役員が臨店した際の「お迎え飲み会」
他のお店から、手伝いにきてくれたひとを労うための「慰労飲み会」
当日、上司からノリで誘われる「ハプニング飲み会」

 

規模の小さい支店は飲み会の負荷がちいさい

  • 支店全体の人数が少ないので、「支店全体」と「部署内メンバー」の飲み会を一度にできる
  • 毎月のように異動の発令がない
  • 飲み会の参加メンバーが少ないので、3次会まで開催されづらい

以上のことから、小さい支店は飲み会嫌いな方にはおススメ。

支店内で飲み会をする時には「食堂」が開催場所に!

支店内で飲み会をする時には、銀行の食堂や会議室を使うことも。

銀行に食堂はなぜあるの?を別記事にて解説中。

 

飲み会が多いことによるデメリット

  1. 出費の増加について
    最近、飲み会が多くて出費がかさむよね。毎回飲み会費がかかるし、経済的負担が大きい。財布がピンチ

     

  2. 飲み会の質の低下 「飲み会が頻繁にあると、楽しめる余裕がなくなっちゃうよね。参加者も疲れてるし、飲み会自体の質が下がっていく気がする。たまにはゆっくり休みたいよ」
  3. 強制参加のストレス 「上司や同僚からのプレッシャーで断れない飲み会が増えると、ストレスがたまるよね。自分の意志で参加できる飲み会とは違って、気が重い…」
  4. 睡眠不足と体調不良 「飲み会が多いと、睡眠時間が削られるし、体調も悪くなるよね。疲れがたまって、休みの日も寝込んでしまうことがある」
  5. 説教やパワハラのリスク
    飲み会で上司からの説教が増えたり、パワハラがあったりすると、気分が沈んじゃうよね。働く上での人間関係も大切だけど、飲み会でのストレスは避けたい
  6. 若手幹事による清算 「飲み会で、若手が費用精算を担当しないといけないのって、大変だよね。クレジットカードの決済に、飲み会の回収が間に合わないと大変!」
  7. 噂話を聞かなければならない 「飲み会で噂話が出てくることがあって、聞きたくないことも聞かなければならないことがあるよね。ネガティブな話題だと、気分が下がるし、ストレス」

銀行員は飲み会で失敗しないためにどうしたらいいか

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自分のお酒の飲める限界を知り、自分のペースを守る。時折、お冷を飲みながらアルコールを飲む。
銀行員との飲み会で最も重要な不文律のひとつは、自分の限界を知り、自分のペースを守ってお酒を飲むということです。その場の雰囲気につられて、つい飲み過ぎてしまいがちです。

とくに、仕事で疲れれているところにお酒があると、つい飲みすぎてしまうこともあります。ただし、銀行員で「飲みすぎて羽目をはずしてしまう」と「危ないやつ認定」されるので要注意。

飲み会は酔っぱらうためではなく、人間関係を築き、人脈を広げるためであるということを認識しましょう。飲み会での粗相は仕事にも響きます。

上下関係や年功序列はしっかり守る
銀行業界では、上下関係や年功序列は重要視されています。銀行員同士の飲み会でも、このルールはかならず守りましょう。

自分より地位の高い人や銀行員歴の長い人には敬意を払うことが重要です。先輩や上司の話には必ず「耳を傾け、無礼と思われるような行動や挑戦的な行動はやめましょう」

シニアバンカーとの関係構築は、支店や部署で仕事をうまくすすめるためにも重要です。

銀行員が飲み会を断るマル秘テクニック 悪用禁止

断りテクニック

支店や部署で計画される飲み会は原則:参加です

「なんとなく飲み会にいきたくないから、飲み会はいきません」はムリです。通用しません。大部分の銀行員は不参加にしたいとおもっています。

あなただけ飲み会を不参加にするなんて、抜け駆けはできません。

とはいえ、家庭の都合等で飲み会を不参加にすることは可能です。

具体的にどのような「飲み会への不参加方法があるか」をみていきましょう。

体調が悪い

体調不良を理由に飲み会を断る際は、以下のポイントを押さえて丁寧に伝えることが大切です。

  1. 早めに幹事に伝える:飲み会会場やお店への迷惑やキャンセル料金のことを考えても、遅くとも飲み会前日までには、体調不良の旨を伝えましょう。もし、当日になって、体調が悪い時には、飲み会の幹事に「体調不良のため、飲み会に出席できない。キャンセル料金がかかったら、会費を請求してください」と伝えましょう。急遽、飲み会にいけなかったときの迷惑や出費がおさえられます。
  2. 具体的な症状を伝える:具体的な体調不良の症状(例:風邪で熱がある、頭痛がひどいなど)を伝えることで、相手に説得力があり、理解してもらいやすくなります。
  3. 謝罪の言葉を忘れずに:飲み会を断る際は、必ず謝罪の言葉を添えましょう。相手に不快感を与えず、今後の人間関係に悪影響を与えないように心がけましょう。

 

例: 「〇〇さん、今度の飲み会の件ですが、残念ながら体調が悪く飲み会に参加できないことになりました。本当に申し訳ありません。風邪をひいて熱が出てしまって、無理をして参加すると他の皆さんに迷惑をかけるかもしれません。次回の飲み会にはぜひ参加させていただきたいと思います。もし、キャンセル料金が発生する場合には、その費用をわたしに請求してもらえませんか」

家庭の事情で支店や部署の飲み会を欠席

  1. 理由:子供と妻(夫)が病気!
    トーク例:「申し訳ありませんが、今回の飲み会には参加できません。子供と妻(夫)が病気なので、看病が必要なんです。今回の飲み会は欠席させていただけませんか~」
  2. 理由:家族の誕生日
    トーク例:「今度の飲み会は残念ながら参加できません。実はその日、家族の誕生日で家族でお祝いをする予定なんです。次回の飲み会には喜んで参加させてください」
  3. 理由:家庭内で緊急事態が発生
    トーク例:「大変申し訳ありませんが、急な家庭の事情が発生し、今回の飲み会には参加できなくなりました。詳細はお話しできませんが、緊急を要する事態です。次回の飲み会にはぜひ参加させていただきたいと思います。ご理解のほど、お願い申し上げます。」
  4. 理由:家族との旅行や実家規制が予定されている
    トーク例:「大変申し訳ありませんが、今回の飲み会には参加できません。次の日に家族との旅行が予定されていて、翌日は出発が○○時になっています。次回の飲み会にはぜひ参加させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします」

家庭の事情を具体的に伝えることが効果的。

予定があるけど、どうしても飲み会を断り切れない時

飲み会を断り切れない場合には「予定があるので、初めの1時間だけ出席させてください」と参加時に表明しておきましょう。

これにより、飲み会の途中で帰るという権利が得られます。その際、事前に理由や帰る時間を伝えておきましょう。

また、参加できない理由を説明し、後日お詫びや挨拶をすることで、上司や同僚との関係を維持できます。積極的にコミュニケーションを図り、飲み会以外の場で関係性を築いておくことも重要です。

銀行員の飲み会を乗り切るテクニック

乗り切るテクニック

飲み会を乗り切るポイント

  1. 話を聞く姿勢を見せる
    上司や先輩が話しているときは、目を見てしっかりと聞く姿勢を見せましょう。相槌や質問を挟むことで、コミュニケーションが円滑に進みます。上司に対しては敬意を払いつつも、場の雰囲気を楽しんでください。無理に飲まなくても、笑顔で会話に参加することで、上司からの評価が上がります。
  2. 自己紹介をおこなう
    他部署の人で、普段の業務で接することがない人には「じぶんの名前」や「○○(部署名)」を伝えましょう。
  3. お酌をする
    上司、同僚、後輩にお酌をすることで、気遣いができる人という印象を与えることができます。ただし、相手が飲みたくない様子であれば無理に勧めないように。
  4. 席を回って交流する
    飲み会では、できるだけ多くの人と交流を深めることが大切。適切なタイミングで席を回り、様々な人と会話を楽しみましょう。
  5. フォロー役をする
    「お酒がなくなりそう」「料理を追加注文する」といったときには、率先してオーダーしましょう。
  6. 時間を守る
    飲み会の開始時間を守りましょう。遅刻はルーズなイメージをもたれます。仕事の都合で遅れることもあまりよろしくない。
  7. スマホの使用を控える
    飲み会では、スマホの使用を控えましょう。会話に集中することで、コミュニケーションが円滑に進みます。飲み会は仕事だと考えましょう。
  8. お礼を忘れずに
    飲み会の翌日には、飲み会に参加した全員に「ありがとうございました」とあいさつしましょう。感謝の気持ちを示すことで、良好な関係を築くことができます。

これらの方法を実践することで、銀行員の飲み会で上司との宴会を楽しく、かつ円滑に乗り切ることができます。気遣いやコミュニケーションを大切にし、飲み会を有意義なものにしましょう。

銀行員の飲み会 幹事用テクニック

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  1. 日程・時間の設定 出席者のスケジュールを確認し、開催日時を決定します。できるだけ多くの人が参加できる日程を選びましょう。また、開始時間と終了時間も明確に。
  2. 出席者リストの作成・確認 参加者のリストを作成し、出席確認を行います。リストは、出席者が分かるように整理しておくと便利です。出席者の確認をすべての人に届くように確実に行いましょう。
  3. お店の選定・予約 参加者の人数や予算、好みに合ったお店を選び、予約をします。予約時には、人数や席の配置、アレルギーや食事制限があるかどうかを確認しましょう。大人数の場合には、大きな部屋があるかを確認しておきましょう。
  4. 出席者の変更対応 出席者の変更があれば、速やかにお店へ連絡しましょう。また、飲み会の日にちが近づいてきたら、朝礼で「他の発表に絡めて、飲み会の開始日時をリマインドしましょう」。人数の増減で料金の変動や、部屋の変更があるかもしれません。
  5. 料理・ドリンクの選定 お店のメニューやコース内容を確認し、料理やドリンクを選びます。参加者の好みやアレルギーに配慮し、バラエティ豊かなメニューを選びましょう。
  6. 会場の準備 飲み会当日、会場に早めに行って他の参加者のお迎えや席の配置等の準備を行いましょう。
  7. 飲み会の進行 飲み会が始まったら、挨拶や乾杯の進行役を務めましょう。乾杯の挨拶までは「手短に」
  8. 精算 飲み会が終わる前に、お店との精算を行います。締めの挨拶のの前に済ませておきましょう。

 

飲み会での新人さんの立ち振る舞い

新人さんが飲み会で注意すべきマナーとポイント

 

  1. 挨拶と自己紹介: 新人さんはおもに、歓迎会で自己紹介をする機会があります。事前に話す内容を決めておきましょう。
  2. ビール注ぎマナー: 自分のコップを持ってビールを注ぎに行くことがマナーです。上司や先輩のグラスが空きそうになったら、積極的にビールを注ぎましょう。目安は2~3割のビールになったとき。
  3. 気遣いとコミュニケーション: 上司や先輩とのコミュニケーションを大切にし、場の雰囲気を楽しむことが重要です。適切な話題で場を和ませることも大切。

これらのマナーやポイントを守ることで、新入社員は銀行内飲み会でのコミュニケーションを円滑に進め、周囲との信頼関係を築くことができます。

銀行員の飲み会 経験談 まとめ

銀行員は飲み会の段取りをきちんと行わないと詰められます。

「大きな支店や部署には特にこの傾向あり」

メガバンク豆知識 ビールの銘柄

ビールの銘柄はどれでもいい
ビールの銀行毎に銘柄が決まっています。
【キリンビール=三菱UFJ(三菱)サントリービール=三菱UFJ(三和) 】、【アサヒビール」=三井住友】、【サッポロビール=みずほ】
若手は気にしないけど、年次が上の世代はビールの銘柄を気にするよ!気をつけよう!

 

まとめ

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銀行員の飲み会の目的、コミュニケーションの重要性、上司や部下との繋がりの構築や情報交換など、飲み会には様々な意味があります。

銀行の飲み会の実情を把握して、飲み会でのプレッシャーを感じず、飲酒によるストレス解消、過度な飲酒を控えることで、銀行の飲み会文化を楽しみましょう!